ダイヤモンド製作の仕組み
ダイヤモンドは本来自然環境の下で長い年月をかけ、自然界の炭素に高温高圧がかかることで生成されます。その美しさと希少性から高い価値を持っているのは皆さんご存知の通りです。
合成ダイヤモンドの製作が可能になったのは50年ほど前のこと、アメリカのGE社が世界で始めて完成させました。しかし宝飾用レベルの合成ダイヤモンドは 生産が難しく、また比較的高価なもので、一般に工業用の用途に幅広く使われている以外は合成ダイヤモンドはなかなか普及していないのが現状です。
また、比較的純粋な炭素を含む天然黒鉛などから製作するのに比較して、遺骨のような不純物の多いものからダイヤモンドに必要な炭素を充分に、かつ不純物な く抽出し、さらに他の物質を混ぜることなく宝石として通用するレベルのダイヤモンドを製作するには、高度な技術が必要です。
製作の流れは下のような5段階になりますが、このアルゴダンザ社提供の制作ビデオを見るとさらに容易に理解ができると思いますので参考にされてください。
炭素の抽出
火葬の後もご遺骨中に数パーセント残る炭素を科学的、物理的な加工を施し抽出します。
不純物の多い物質から炭素だけを取り出す高度な技術です。
黒鉛化
抽出された炭素に熱や物理処理を行い炭素を黒鉛に返還し、更に黒鉛抽出時に混入されたガスを押し出します。
高温高圧をかけて結晶化
黒鉛に高温高圧(1300度以上、5万気圧以上)をかけ、黒鉛を結晶化させていきます。結晶化することで真っ黒だった黒煙が透明なダイヤモンドに生まれ変わります。
カットと研磨
熟練工の手でダイヤ原石にはカットが施され、美しく研磨されます。
ジュエリーの製作
通常ジュエリーへの加工は必須ではありませんが、ダイヤモンドの製作をされる方のほとんどが身に着けられる形にされています。末永く身に着けられるデザインにしたいものです。
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