まず始めに
「”遺骨からダイヤモンド”って、天然のダイヤモンドに遺骨を埋め込んであるの?」「骨って大体カルシウムでしょ?それからダイヤなんてできないんじゃないの?」
こんなご質問を受けることがあります。先ず、「遺骨からダイヤモンドを製作する」事がどういう事か理解する所から始めましょうか
遺骨ダイヤモンドって?
天然のダイヤモンドは炭素が地中奥深くで高温高圧にさらされて生まれるものです。メモリアル・ダイヤモンドは火葬後もご遺骨中にわずかに含まれる炭素を取り出し、人工的に高温高圧にかけることで製造された合成ダイヤモンドです。
合成ダイヤモンドは人工的に製作されたものですが、それ以外は、硬度、輝きなども含め天然ダイヤモンドとまったく同じです。(一般に言う人造・人工ダイヤモンドのようなダイヤモンド「もどき」ではありません)
なぜ遺骨からダイヤモンドを作る人がいるの?
遺骨をダイヤモンドに加工したりせず、その一部を手元に置いておきたい、という方はたくさんいらっしゃいます。例えばこのような理由が挙げられます。
- さびしくて遺骨を手放せない
- 遺骨があると故人がまだ身近に居るような気がする
- お墓が遠いので一部を手元に置いておきたい
- 結婚しているが実の父母を手元で供養したい
そういった方の中でも、遺骨ダイヤモンドを選ばれる方は、
- いつも光り輝いていた故人の想い出を伝えるのにダイヤモンドがぴったりと思う
- 遺骨が永遠の愛の象徴であるダイヤモンドに生まれ変わることに大きな意味を感じる
- いつも一緒にいてもらいたい。遺骨を身に着ける方法もあるらしいが、そのままでは気になり、ダイヤモンドなら…
と感じているようで、年間数百人の方が遺骨ダイヤモンドを製作されています。
どこで作っているの?
世界中でも、遺骨からダイヤモンドの製作サービスをしているはわずか数社。スイスのアルゴダンザ社の他、アメリカやロシアでも製造がおこなわれています。現在のところ日本国内で遺骨からダイヤモンドを製作しているところはありません。
確かなサービスなの?
ネット上では「火葬後の遺骨には炭素は残っていないハズ」といった論調で遺骨に含まれる抽出成分からダイヤモンドを製作することを疑問視する声もありますが、遺骨中の炭素成分を使用してダイヤモンドを製作することは技術的に可能です。
スイスのアルゴダンザ社では公証人にお願いすることで「アルゴダンザ社に遺骨からダイヤモンドを製作する技術がある事」を証明しています。
しかし、「完成したダイヤモンド=特定の人物の遺骨中の炭素」ということは残念ながら現在の技術では証明できません。また先に述べたように海外での製作になりますので、信頼できる会社に依頼する事が重要です。
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さらに詳しい情報を希望の場合は問い合わせページから問い合わせるか、アルゴダンザ・ジャパンにお問い合わせください。